劇はかなり面白かったです!
ストーリーもわかりやすくまとまってて、かといって単調ではなく頭脳戦もアリで、次はどうなるんだ?とわくわくしながら観られました。テンポ良くて最後までダレなかった。ギャグシーンも面白かったw
史実を元にした少年マンガ風ファンタジーでした。
こういうの弱いんだ!史実がらみファンタジー!三年物語の御伽草子とか!
------【あらすじ】(パンフレットより引用)-------
「精霊の姿は子供にしか見えない」
それは戦時とて同じ。
慶応四年、最新式の銃を携えて押し寄せる新政府軍に対し、
年端もいかぬ子供たちばかりで一隊を組織したのは、
会津藩主松平容保、一世一代の賭けであった。
アテルイ、藤原秀衡、伊達政宗、そしてアイヌの戦士たち……
みちのくの英雄たちが時空を超えて蘇る。
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タイトルにもあるように幕末の会津、白虎隊を中心としたお話なんですけど、過去の東北の有名人たち…アテルイ、坂上田村麻呂、伊達政宗、直江兼続、源頼朝、藤原秀衡、がスタンド的な存在で出てくるんですよ。(劇中ではそれを【コダマ】と呼びます)
歴史好きの私としてはテンション上がりました!
生前敵対した彼らが、また敵味方に分かれて(しかも歴史的勝ち組と負け組で分かれて)いるのもまた、因縁めいていて。
主人公・定吉の成長していくさまがとても良かった。
そして良い終わり方だった、ハッピーエンドだった。
史実の白虎隊を考えると、自刃して終わりかと思ってたので、おお、こう来るか!と。
というか白虎隊に関してはあまり詳しくないので、今度なにか小説とか探して読んでみようと思います。
アテルイが脳筋のおバカ(失礼)でいいキャラでしたwああいうキャラ好きw
政宗や兼続はどうしても私の中で、無双やBASARAのイメージが強いので、クール系さわやかイケメンの政宗ってのは新鮮だった。言っちゃ悪いが政宗さん史実でも結構DQN系だし…w
兼続は初登場シーン、海賊っぽい服装と伊達と面識あるっぽいセリフで「長宗我部元親か?」と思ってしまったBASARA脳な自分。
斉藤さん演じる坂上田村麻呂もカッコ良かった!アテルイに対する負い目、しかし今の勝負はまた別だ!という複雑な感情が良いvお互い認めあった英雄なのに、意に反して裏切ってしまった、裏切られた、そして
生前にその誤解を解くことができなかった…という関係性がね、萌えるよね(
ネガティブ秀衡もおもしろいキャラ付けでしたw
各々の特殊能力もシナリオにうまく活かされてて、すごいなーと思いました!
伊地知くんがいいキャラ、無邪気を装った狡猾な天才少年!役者さんもお上手でした。
土方さんは最初コダマかと思っていたw違うよこの時まだ土方さん死んでないよ!!五稜郭は会津落城より後だよ!!
そして殺陣がすごかったんですよ!!カッコ良かったです!
大人数入り乱れての戦いも迫力ありました!
次々相手が変わったり協力技があったりと、複雑な殺陣ですごかったです〜!
すごいとかっこいいしか言えない自分の語彙の少なさが情けねえ…
刀が大体みんな同じだったので(鞘に多少の違いはあれど)、武器にもっとパッと見で個性あると良かったかも。長刀や槍とか。
特に平安時代の人は幕末よりも大振りの刀使ってたはず…?(うろおぼえ)
いやあでも少年兵たちの刀と銃両方装備はとてもいいよね…この時代ならではっていうか。萌えるね。
武器にしても衣服にしても、和と洋のごちゃまぜ過渡期みたいな江戸〜明治・大正あたりホント好き。
衣装も良かったです。ついつい衣装に目が行っちゃうのは元服飾系のサガというか(笑)
てか衣装と武器は完全に私の趣味の領域なので(笑)
特に着物は、着こなしとかどんな着物かとか、すっごい見ちゃう。
袴女子だいすきなので、山本さんガン見でしたwしかも凛々しい戦う女性!イイネ!
てか観劇後にいただいた資料見て知ったというか思い出したんですが、山本さんは来年の大河の主人公なのですね!そういえば前にちょこっと伝記読んだことあった。数ページのだけど。
姫さまの着物というか帯はちょっと気になった…遠目なのでハッキリとはわからなかったけど、半巾帯使ってたような?時代と身分的には袋帯とか丸帯でも良いのかなとか。もっと太いやつ。しかしまだそこまで詳しくはないので確信持って言えないwてか未婚女子で姫なら振り袖でもいいよね〜豪華で!
うん、こだわりすぎですね。わかってる。
てか幕末くらいだと高い身分の女性の着物はどんな感じだったんじゃろな…もうお太鼓はその辺の身分まで普及してたのかしら…今度調べようー。地方の藩だと江戸よりはたぶん質素だよね…
アテルイの衣装がもうちょっと野性的でもいい気がした。羽織の中ランニングじゃなくて素肌、もしくは素肌+腹にサラシとかで。そんで刀の鞘も獣皮(毛皮)とかで。テーピングも目についたので汚し入れた包帯っぽい布巻いちゃうとかね〜
つい「自分がマンガで描くならこういうデザインに」みたいな見方をしてしまうw
てかあんだけ激しいアクションすれば手首も痛めますね…お疲れ様であります。
大道具の使い方が上手かったですね。大道具を移動するのもただ運ぶんじゃなく演出されてて。
そして人物紹介の演出がうまい!序盤の演者紹介もだし、コダマたちのキャラ紹介もゲームのカットインみたいで。
あとアンケートにも書いたんですが、しゃちほこGJ(笑)
丁度観劇の数日前に、石川雅之さん(「もやしもん」作者)の時代もの短編集『人斬り龍馬』をふと読んだんです。それに「二本松少年隊」という全3話の短編が収録されてまして、この短編集の中で一番好きな話なんですよ。
二本松少年隊は会津の近く・二本松藩の、白虎隊と同じように少年たちで構成された隊。白虎隊より更に若い子も含まれた銃・砲兵隊です。
劇を観ながらこのマンガを思い出してました。
このマンガ、名作ですのでオススメです。石川先生は短編上手いんですよね。
私が持ってるのはリイド社から出てた初版ですが、つい最近少年画報社から新装版で出ましたので入手はしやすいかと。
と言うわけで思いつくまま書いてみました。
途中ただの趣味語りになってたw
ゆうきさん、素敵な劇にお誘いいただいてありがとうございました!
観劇後は近くのサイゼでごはん食べて長々ダベり、せっかく池袋来たので乙女ロード行ってきました。
アニメイト混んでたー。きゃっきゃと色々見て、本買ってきました。
その後地元戻って飲み屋でまたダベり、帰宅したのは日付またいでからw
それでも喋り足りない感じだったので今月また遊びます!
とってもオタ充な1日でした〜。しかし都会は人が多くて疲れるー!
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